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2013年6月22日土曜日

20周年記念。(注:年齢ではありません)


このブログをご覧いただいている皆様。

拝啓。


長文で失礼いたします。
雨また雨の毎日で、心から真夏の青空が待ち遠しい今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?

極々私事で恐縮ですが、というか私事を書くブログなのでそもそも全体的に私事なのですが、2013年6月でマイカヤックを手に入れてからちょうど20年となりました。

初めてのカヤックは、
フジタカヌー「KG-1(キンググース)」

名古屋のショップが中古で8万円で出していた艇でした。
貯金のほとんどをはたいて買った記憶があります。
(カヤックの買い方に成長が見られない・・・)
高校2年生の夏休みに、岐阜市の金華山の目の前の長良川で1週間ほど練習し、
その年のお盆にムーンライト高知に乗って四万十川まで出かけました。
たしかその年は全国的な冷夏だったな・・・。

1993年の私 @四万十川

当時の装備は、
テントはモンベル/ムーンライトI型、
バーナーは父親が使っていたコールマン/PEAK1、
マットは銀マットで、
タープ(の代わり)は、緑色の養生シート(さすがにブルーは避けた)、
交通手段は「ムーンライト高知」と鈍行列車を青春18切符で乗り継いで、
所持金は5日間位の旅行なのに1万円以下でした(これはあんまり増額されていない)。

1997年から2007年までのスラロームカヌーに乗っていた期間を挟み、まだ同じ遊びを続けていることに我ながら驚いています。
同時に、20年間で見てこられたもの、得られたもの少なさと、歳(馬齢!?)の重ねっぷりに驚くばかりです。
20年前はもう少しまともな大人に成っている予定だったのですが・・・。それが良いかどうかは別として。

少年易老漕難成
一寸波風不可軽
未覚池塘春草夢
階前梧葉已秋声

最近は呑気にカヤックに乗っているのが楽しくて、スラローム競技で上位を目指して0.1秒をどう縮めるかに血眼になっていたころの、半分焦燥感のような向上心もなければ、七つの海を漕ぎ尽くしたる!見とけや!的な過剰気味な自意識も無くなってきました。
ちょっと倦怠期的な、ツカれてきたような気楽な心地よさですね。
「憑かれた」じゃなくて、「疲れた」ほうです。

20年前は今のようになっていることは想像できませんでしたが、それはこの先20年も同じことで、20年後の自分がなにしているかは全く想像できません。
とりあえず、元気にさえしていれば、カヌーを漕いでいることでしょう。
肩の力は抜けてきたとはいえ、「カヤックで漕ぎに行きたいところリスト」は刻々と長くなるばかりで、今すぐ宝くじにでも高額当選して隠居し、カヌーカヤック三昧の余生に転向しないと全部行くのは無理なんじゃないか、と唖然としていたりしています。

ま、そこのところは、肩の力を抜いてそのときの「Best of the Best」を選んでいくしかないかと思っていますが・・・。(宝くじ高額当選を含む棚ボタも絶賛募集中。)
ツアー敢行時は同行者募りますので、よろしくお付き合い願います。あえてソロで行ったりするかもしれませんが。

実は、好き勝手に行ける単独行も結構好きです。(「実は、」というほどのこともないか。)性分なのか、競技やってた後遺症なのか、一人で漕いでいるとどうもスイッチが入ってしまって、一心不乱気味に漕いでしまうので漕ぎ以外を満喫しきれていない、という問題を自己解決しなきゃならんと反省したりしています。
なので、いろんな刺激が受けられるグループツアーも好き。要するに、カヌーで旅に出られれば、もっと言えばカヌーに乗れれば何でもいいのですね。(あーあ、書いちゃった。)

そんなわけで、(どんなわけなのかは説明しづらいので突っ込まないでください)Granstream / Feathercraftでご一緒させていただいている皆さん、スラロームでお世話になっている皆さん、今後とも末永くよろしくお願いいたします。
(腐れ縁とか言わないでくださいね。)

駄文に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


敬具。

2013年6月22日

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