シルバーウィーク前週、島根半島〜隠岐への島渡りにチャレンジしました。
境港に到着してみると、天気晴朗。
島根半島に移動して、海を見ながらスタート地点を決めます。
本日晴朗なれども波高し |
西からは対馬海流、東からは高気圧からの吹き出しの風。
西に流されるか東に流されるか、この時点では不明。
予報を見ると東風がありそうなので、両方で打ち消されると想定して隠岐から真南の「野波」を出発地点に選びました。
さて、チャレンジ当日。
前日までの予報では、6-7mあった東の風が3-4mまで下がるとのこと。
予報通りに下がってくれていれば横断できそうですが、風強ければ横断は難しそう。
午前3時起床。この時点では風が弱そう。
暗闇の中準備を開始し、午前4時、暗闇の中を出艇。
時折、出漁する漁船が暗闇を横切ります。
午前5時。この時点では風も穏やか、海流も強くなさそう。
5:30ごろ。やっとデッキコンパスが肉眼で見えます |
午前6時。雲間から日の出。まだまだ海況は穏やか。
太陽が見えるとほっとします。 |
しかし、ここから一気に風が強くなり、波も高くなり始めます。
風波3m、波頭が風で崩れるようになり始めました。
風波3m、波頭が風で崩れるようになり始めました。
午前7時、このまま続行するのはリスクが高いと判断し、撤退を決断。
強い風を吹き出す、不穏な雲が現れました。(写真は既に撤退中) |
バウ先右手に見えるK-2が・・・ |
波間にすっぽり隠れ・・・ |
また現れます |
風に流されながら島根半島に向かい、3時間ほどで出発地点よりも約15km
西の手詰の漁港に上陸。
当日はもう少し大きい浜に移動し、行程終了。
当日のコース図
34kmを6時間で。平均5.5km/h。
休憩込みの巡行速度5km/hを割り、かつ天候が好転する要素が見当たらなかったので撤退を決定。
休憩込みの巡行速度5km/hを割り、かつ天候が好転する要素が見当たらなかったので撤退を決定。
スピードが下がる→高い負荷で漕がなくてはならない時間が増える→体力消耗でスピード低下の負のスパイラルに陥ることが予想されました。
こうなると、トラブル時の対応が困難となり、安全へのマージンが小さくなってしまいます。行ってしまえば、結果渡れたかもしれませんが、渡れた、というより、渡れちゃった、といった結果になるところでした。
こうなると、トラブル時の対応が困難となり、安全へのマージンが小さくなってしまいます。行ってしまえば、結果渡れたかもしれませんが、渡れた、というより、渡れちゃった、といった結果になるところでした。
結果は同じでも、どちらが今後に繋がるプロセスかは明らかです。
記録に挑戦しているわけではないので、結果を出すことを目的にしてはいけないのですが、「できることしかやらない」では進歩がありません。
目の前にある状況が、チャレンジすべき内容なのか、排除すべき決定的な危険につながるリスクなのかの見極めがキーになります。
見極めどうするのー、については、またすこしづつ展開して行ければと考えています。
(ちょっと書きかけたのですが、誤解を招かずに短くまとめる自信がないのでやめます)
チャレンジを共にした Granstreamスタッフの大瀬さん/山本さん、伊東画伯、Kさん、おつかれさまでした!
Gransteam blogの記事
記録に挑戦しているわけではないので、結果を出すことを目的にしてはいけないのですが、「できることしかやらない」では進歩がありません。
目の前にある状況が、チャレンジすべき内容なのか、排除すべき決定的な危険につながるリスクなのかの見極めがキーになります。
見極めどうするのー、については、またすこしづつ展開して行ければと考えています。
(ちょっと書きかけたのですが、誤解を招かずに短くまとめる自信がないのでやめます)
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