今まで書かなかったのは、内容を熟考していたからでも緊急事態宣言に配慮したからでもなく、単純に子供の休校が始まって時間と心のゆとりを無くしていたからに過ぎません。
ようやく子供と自分ががいつも家にいることに慣れてきて、少しでもプラスになりそうなことが何かわかりかけた頃に学校再開というのもなんだか変な感じです。
まあ、もうすぐ育休も終わりなので、子供には学校に行ってもらわねば困りますが。
さて、本題。
今回は、2泊3日で本州からしまなみ海道を南下、伯方島の南側に上陸、「さんわ」で「伯方の塩ラーメン」を食して再び本州に戻ってくる、という重大ミッションを完遂すべくしまなみ海道海域に乗り込んだのであります。
が、初日が強風。強風警報が出てる強風。
今回はセーリングカヤックなので、風がないと困るとはいえ、あり過ぎは無理です。
むしろ風が出ているようなコンディションで海に出る遊びなので、判断誤るとマジヤバイことになります。
旅程が1泊2日になってしまったので、急遽スタート地点を生口島に変更。
時間が有り余っているので、同行1人とキャンパーの中で昼間から酒盛りし、夜も酒盛りして風が収まるのを待ちます。
0次会 |
本当は1泊目のはずだが前夜祭 |
翌朝は5mくらいの程よい西風が吹く予報。
朝早めに出発し、生口島の南側を通り、伯方島の北東端を南に抜けてミッション達成する算段で出発。
帆を出して出発 |
漕がなくても7km/h(3.5kn)くらいですすむ |
快適快適 |
余裕をカマしております。今の所は。 |
生口島南を通過している頃は程よい風が吹いていたのですが、生口島南東端あたりにたどり着いたあたりから、急激に風が強くなり、昨日並みの強風に。
体感的には8~10mくらいでしょうか。洋上で帆を縮めるも、伯方島の北東辺りの海域は、
潮流と逆向きの風で風波は逆立ち、さらにはちょうど島の切れ目で潮流が渦を巻いているので、白いケバケバがぐるぐる渦を巻いている風波の地獄のような状態で、まあまあカヤックごときで突っ込んで行きたくなるような状態ではなく、地獄の端っこをかすめて伯方島の北東に位置する岩城島の南西側に上陸しました。
この辺りの砂浜にテトラポットの防波堤があるところを見ると、頻繁に西風が強く吹く場所なのでしょう。
帆を縮めても、這う這うの体で緊急上陸 |
テトラの防波堤の内側を漕いで通って北上し、再びセーリング。
西風が生口島を回り込んで程よい南風になっていたので、生口島周回コースに変更。
途中の昼休憩。箸を艇の奥にしまってしまい、 その辺の木切れで即席箸作成。キャンプ感あるなー。 |
googlemapがあると、浜のサイズなどがわかるので、地形図を持たなくなりました。。。
海図は必要なので持ちますが。
中潮なので、それなりに奥行きある浜でないと、夜中に水没するので入念に検討しました。
で、程よい浜まで漕いで上陸。
今回は個人テントと食事(宴会)テントで分けました。
この時期タープではまだ寒いので、家族用に使っていたテントのインナーを抜いて、食事用テントとして使用。
これは快適です。これから冬はこうしよう。
ただし、無節操にコンロを中で使用するので、換気をしていても中は結露でベタベタです。
2人行なのにテント3張。贅沢な旅だー。 |
外から見えないので、整理する気は無い。 |
私的には、セーリング時の定番はホットサンド。簡単だから。 |
風力アシスト付きカヤック。 |
無事帰ってきました。 |
セーリングシステムがシンプルになったので、向かい風のようなコンディションになってしまっても対応できる機動力のある仕組みに仕上がってきたことを実感できたツアーでした。
トップスピードと安定感は劣りますが、帆をとったりつけたりが10分とかからずできることや、きっと自体が軽量なのはデメリットを上回るメリットだと思います。
長さ160cmのパドルケースに |
3200mmマスト(2分割)、エーク2本、帆、 ロープなど艤装、が収まります。 |
次は1週間クラスのツーリングでセーリングキットを試したいなぁ。
あと、伯方の塩ラーメンを食べにもまた来なきゃ。
赤:初日、青:2日目。
なお、上陸地点は正確には表示されていません。
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