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2024年1月25日木曜日

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冬の日本海合宿 2024

恒例の日本海合宿に行って来ました。

海況がよく、よくない(?)コンディションだった去年とは打って変わり、

ちょうど低気圧が近づいていたこともあり、気温水温はほぼ1桁、海上は時折10mを超える突風、ウネリと風波が混じった不規則な波、時折横殴りに叩きつける雨や雹といった、なかなかの良い(?)コンディションでした。




しかしながら、過ぎたるは…と言うやつで、冬合宿史上1、2を争う最強(最凶?)コンディション出会ったため、沖にはでられませんでした。

向かいから突風が吹くと、雪と巻き上げられた海水でできた白い壁がだんだん迫ってくるのが見えました。パドルと体にうける風圧で、前に漕いでいてもジリジリと後ろに押し戻されてしまいます。パドルの刺し方が甘いと、リバースで漕いでいるのか?と言うくらいのスピードで後ろに走ります。横から受けたらどうなるかはあんまり想像したくありません。


こんな状況なので、沖までは出ず、岸から数百メートルくらいまでの範囲でトレーニングしました。

荒天の中、レスキューの必要もあったり、サポート側にもキッチリ負荷がかかる、よいトレーニングになりました。

津波報道を見た後でわけもなく少々ビビり気味だったのですが、海に出ればいつも通りスイッチが入ってキチンと対処できることがわかり、安心しました。

翌日は都合で参加できなかったのですが、ほどほどのウネリで、キッチリ復習できたと聞いています。


ご参加の皆様、お疲れ様でした。

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2021年3月27日土曜日

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セーリングカヤック練習会

 2020年〜2021年の冬シーズンで、セーリングカヤックの練習会をはじめました。

フェザークラフトのK2、K1(オプション)、Heron(オプション)、Wisper XP(オプション)には、マストを取り付けるための「穴」がデッキにつけられています。

フェザークラフトの純正のセーリングキットもあるのですが、よくも悪くもなかなか大掛かりな仕組みのため、購入後数年は気合いを入れて使うものの、だんだん使用頻度が下がって、、、みたいなケースが私を含めて散見されていました。

キットを持っている人も持っていない人も、やってみたい、やり続けたい人はいるようなのですがなかなか1人では。。。という感じだったので、練習会をやってみることにしました。

フェザークラフトの純正セーリングキットはあるのですが、これには囚われず、もっと自由な形でやっていけるような物を模索しつつ、フェザークラフトのキットも使用しつつという、要するに危険が少ないところでどんどん乗って、スキルとノウハウを積み上げていこう、という形でやっています。

カヤックでのセーリングは、カヤックツーリングでは厄介者の風をなんとか利用してやろうと、昔からKlepper社のものがあったり、日本でもバタフライカヤックスが作っていたり、ウィンドパドルPacific Action Sailsなど、いろいろな製品があります。

(私は、フェザークラフトのキットと、自作マスト、沖縄カヤックセンター X グランストリームのサバニ型セールを使用しています)

本格的に帆走を目指したものから、気軽に使えるようなものまでいろいろありますが、いずれにしろ、ツーリングカヤックにとって「風」というリスクでしかないものを使おうしているところに大きなリスクがあると考えているので、風で一気に進めるぜ、キャホーイ的なノリではなく、一歩一歩慎重にやっていこうと考えています。(私もちょっとキャホーイ度高めだったので、今まで事故を起こさずにこれて本当によかった。。。)

今年の冬シーズンはコロナに悩まされあまり練習会の回数は重ねられませんでしたが、方向性や手応えを感じられるところまではいけました。

さてさて、次の冬に向けて、あたらしい装備を準備し始めるか。。。








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2020年10月12日月曜日

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妻子のカヌー教室参加を見守る

 妻と息子がカヌー教室に参加してきました。

旧知の石田さんが運営している、「Sweet Paddle」さんにお願いしました。

内容はFacebookであらかた語り尽くされているので、下の方にリンク貼ります。
そこで、ここではこぼればなしを少々。

ポイントを押さえて、妻は競技志向ではないので、その辺りも鑑みてレベルを調整して丁寧に教えていただけました。

まずは、陸上でのレクチャーから。。
(聞く気がない受講者が約1名、受講者じゃないのにやる気なのが約1名)



実際にフネに乗り込みます。台風が掠めた後とは思えないくらい水がきれいでした。

その間子守役のワタクシはというと、川に入りたがる娘をなだめつつ、(水遊び大好き。ちょびっと手足を浸けさせてお茶を濁した)娘の興味の赴くまま河原を右往左往し、ベビーカーに乗せようとするも全力で拒否され、カヌー漕いだ日よりもよっぽど疲れたのでありました。






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2020年8月23日日曜日

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カヤックの安全講習会

琵琶湖のグランストリーム主催の安全講習会で講師をしてきました。

かつては「カサラノデイ」として開催していた講習会の後継イベントで、冬の日本海合宿と対でシーカヤックのセルフレスキューに特化したイベントです。

・フォワードストローク

・リーン

・セルフレスキュー

・リカバリー

の4点と、その時に参加されている皆さんのレベルに合わせてプラスアルファの内容を1日みっちり練習します。

今回は、フェザークラフトユーザーの常連ユーザー様は見えたものの、グランストリームのRimix XP9でロールメインの講習のため、フェザークラフト艇がいない状態の講習でした。

他のメーカーの艇にあまり触れないので、各メーカーの艇の特性を知る良い機会でした。


今回参加されたユーザー様が驚いていたのが、リーン。

この状態でパドリングすると、リバーカヤックに乗っていた経験がある方であれば、進行方向左(画面では右)に艇は曲がっていくイメージがあるかと思います。

が、シーカヤック(あと、ワイルドウォーター競技に使う艇も)は、キール+傾けた時の船底の形状によって、この場合は右(画面では左)に曲がっていきます。

艇の外側を傾けて曲がっていくので、「外傾ターン」と呼びます。

なお、ラダーがついていても、傾け+ラダー操作にすると、ラダーの効きが倍増しますのでお試しあれ。

この辺りを、なぜそうなるのか、と実技両方でしっかり説明させていただきました。

個人的にも、艇の形状によって、効きの良い悪いはありますが、基本的には同じなんだなー、ということが再確認できた講習会となりました。

参加の皆様、お疲れ様でした。


※本当はGranstreamの大瀬さんから当日の写真をいただいていたのですが、うっかり無くしてしまいましたので、古い写真のみとなっております。。。






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2020年1月29日水曜日

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冬の日本海合宿

11年目の冬の日本海合宿にサポートスタッフとして参加してきました。

10年たって、私としては年が変わって一番初めのカヤック行事としてすっかり定着。
今年は、2週連続開催で2週とも参加しました。
しかし、海は、、、


穏やかです。
小春日和です。

かつての様な、鉛色の空、横殴りの雪、白い飛沫をあげて大きく崩れる大ウネリがないからといって、舐めてはいけません。

少し沖に出ると、初回は10mを超えるブローが吹きすさび、2週目は2mくらいのウネリがありました。
かつてと違うのが、そういった状況が1日しか続かないこと。
運よく2回とも初日が荒れたコンディションだったので、初日で課題を発見し、2日めの落ち着いた海でじっくり足りない技術や苦手な動きを練習することができました。
本当は、3日目があって、もう一回ここで荒れたコンディションになると練習の成果がみられるのですが、そんな都合よくいかないのが残念なところです。

さて、今年も1年息切れしない様にカヌーと付き合っていこうと思います。


オマケ
10年で一番変わったのは晩御飯かもしれません!
海鮮鍋に刺身!
参加の皆さんで持ち寄ったお酒!
美味しゅうございました。



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2018年8月10日金曜日

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カサラノデイ 2018

今年も講師をしてきました。Granstreamのカサラノデイ。
今年はキャンプではなく、久々の1日講習でした。

去年まではフェザークラフトユーザー限定の講習会でしたが、今年から、広く門戸を開き、カヤックツーリングを志すカヤッカー全体を対象となりました。

今年は・・・
・リジットカヤックユーザー
・普段はリジットカヤックだけど、カサラノに乗ってみたくて参加いただいたユーザー
バタフライカヤックスのユーザー
にご参加いただきました。

フェザークラフトユーザーの皆さんは、何度目かのリピーターの方ばかりということで、全員あえてliquidlogics Remix XP9に乗るという、フェザークラフトに乗っている受講者がほとんどいない不思議な感じのカサラノデイでした。
来年は私もスラローム艇で行こうかな。カヤックですらないけど。

講習の内容は、定番のフォワード、リーン、スイープ、リカバリー、再乗艇、そしてロールです。
乗る艇が変わっても、メンバーが変わっても、基礎の基礎については徹底的にそして愚直に毎年チェックを行います。
もちろん、毎年セリフを話すように同じことをやっているのではなくて、アップデートした情報や、参加いただいているユーザーのメンバーに合わせた内容に調整してお話させていただいているので、一年として全く同じ内容だった年はありません。
もちろん、天候も毎年違いますし。

ユーザーの皆さんにとっても、私にとっても、自分のスキルを見つめる良い一日になりました。
また来年もやりたいと思っています。
さて、来年はどのようなカヤッカーが受講してくれるか、今から非常に楽しみです。

そうそう、冬の日本海合宿も忘れずに!!






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2018年2月27日火曜日

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冬の日本海合宿

レポート遅れまくりですが、今年もやってきました。
今年は去年の凶悪な感じもなく、割と穏やかめの(とは言え、全体的にはハードコンディション)日本海でした。

参加ユーザーのレベルも高かったこともあり、ずっと懸案だった、波の中でのリーンの座学と実技がみっちりできました。
この話、5年くらい前から気にはなっていたのですが、講習できる絶妙な波の高さの水面&そろそろ次のステップに進むべきユーザーの両方が揃わないとなかなか出来ない、非常に実施するとなると難しい内容の講習なのです。。。

講習の詳細はグランストリームのBlogにありますので、ぜひ読んでみてください。
いやいや、今年も充実の冬合宿でした。
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2017年8月16日水曜日

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カサラノキャンプ

今年も開催しました、Granstream主催、夏恒例のカサラノキャンプ。
台風直前の、夏らしい週末での開催となりました。

毎回書くのですが、カサラノキャンプは、
カヤックで旅するために最低限必要なスキルを集中して習得する2日間です。
もちろん、2日間だけでは身につくまでにはいかないので、今回学んだことはツアーや漕ぎに行った折に復習する必要はありますが、何を身につければ良いかのコツを得ていただければ良いかと思っています。

この2日間では、以下の技術について、教科書通りというより、より実践的に、有効例や失敗例を交えて説明し、みっちり実践します。
■基本(2日間でコツをマストマスターな技術)
・効率の良いフォワード
まずはフォームのチェック Photo by S. Ose
・リーン
実際に艇に乗って確認。 Photo by S. Ose

・セルフレスキュー
■応用(優先順/できるところまで)
・スイープ
・スターンラダー
・スカーリング
・ドロー
・リカバリー
リカバリーの練習はセルフレスキューとロールにつながります。
Photo by S. Ose
・ロール

漕いでいる様子やフォームを動画で撮影し、休憩時間にチェック。
動画を見ると、思っていたようにできていないところ、気づいていないクセ、思っている以上にちゃんとできていること…など、課題が浮き彫りになります。
この辺り、パドラーごとに違うので個別指導がビシッと入ります。

青空教室状態


今年も、初参加の方、昨年の復習に見えた方など、みなさんに満足して帰っていただくことができました。
旅カヤックのための基本講座、来年もまた開催します。
・・・っとその前に、夏学んだことの実践のための冬合宿もよろしくお願いします!
水に入っても苦にならない季節にできたことが、極限(に近い)環境でもできるかを、ぜひ確認しておいてください。
本当に効率の良いフォワードやリーン、セルフレスキューが必要になるのは・・・
極限に近い環境なので。

参加された皆様、お疲れ様でした。
今回のスペシャルゲストスタッフはグリーンランド帰りの山口くん(ブログはお休み中)でした。
2日間やりきったぞー の図。 Photo by S. Ose

おまけ
夕日が綺麗な2日間でした!







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2017年7月21日金曜日

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第2期琉球サバニ塾 参加

海の日のお休みは、沖縄カヤックセンター主催の「琉球サバニ塾」に参加してきました。
都合により、土日2日のみの弾丸参加です。
うーん、相変わらず弾丸ですね…。

「サバニ」は琉球諸島に伝わる外洋小舟で、櫂や帆もしくはその両方を使って航海する舟です。
交易や、漁をする舟として使われてきました
行ってみれば、「沖縄のカヌー」なのですが、ポリネシアのカヌーとは異なり、伝統的なサバニにはアウトリガーがなく、高度な操船技術を求められます。
ということは、裏返すと運動性能がとても高い舟である、ということです。

現在は、漁船としてはエンジンをつけたものが少し残っているくらいで、実用として櫂と帆で使用されている例はほとんどありません。
しかし、2000年の沖縄サミット以降続けられている「サバニ帆漕レース」の効果もあり、一度は消えかけた伝統の技術が受け継がれ続けています。

カヌー乗りとして、やはりここは日本のカヌーも知っておかねば、という好奇心と、実際にサバニ帆を参考にしたセールをフェザークラフトのカヤックに取り付けて乗っている者としては、是非とも詳しく知っておきたいと思っていたところに、開催のお知らせを受けました。
3日開催中2日のみの参加でしたが、座学あり、漕ぎあり、帆漕あり、舵取りあり、の充実した塾でした。

使用した「ニヌハ3号」4−5人のりのサバニです。

塾長 仲村忠明 の説明

漕ぎの練習。グリーンランドパドルでの漕ぎに近い。
交代で海に漕ぎだします
艤装して、帆漕も練習。帆のコントロール、舵取りも。
合宿所では当日のビデオを見て振り返り

近くの長良川には木造の鵜飼舟があり、まだまだ細々とながら日本の伝統和船文化も残っているようです。
伝統が消えないよう、カヌー乗りとして関わっていける範囲で、日本の舟文化にも関わっていけたらと考えております。

まずは、漕ぐぞー!
エーク(サバニ用の櫂)も作るぞー!



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2017年1月16日月曜日

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冬の日本海合宿

恒例のGranstream冬の日本海合宿。
鉛色の空、横殴りの雪、長屋のように高い波。
今年は冬一番の大寒波襲来と開催日程が重なり、冬合宿史上「最凶」のコンディションに。

通常の日本海合宿であれば、普段30kmくらいのツーリングを難なくこなすパドラーを対象に、いかに厳しいコンディションでは普通のことが普通にできなくなるか、そして一番厳しいコンディションを体験していただくことで、これ以下のコンディションでは少々のトラブルがあてもいつも通り平常心で対処できる強いメンタルを身につけるためのメニューを組んでいっています。
しかし、今度ばかりは…

いわゆる「アカンやつ」でした。
横殴りのあられで何も見えません!

そんなわけで初日は座学のみとなりました。

2日目は雪は止んだものの、風とうねりは昨日の「最凶」を更新。
よく見える分アカンやつだというのがよくわかります。
Photo by S. Ose

風裏で風間をみて1時間ほど漕ぐのみで今回は終了。
こんなコンディションなので、写真撮ってる余裕はなし。
非常にシビアなコンディションで、1時間で2日分のパドリング体力を使いました。

しかし、このコンディションだからこそ得たものもたくさんあります。
この経験は間違いなく今後の漕ぎに生きるでしょう。

さて、今年もスタートです!



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2016年8月23日火曜日

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カサラノデイ

今年もカサラノデイ、開催しました。

今年はレスキューだけでなく、フォワードストロークをはじめ、漕ぎのテクニックも一通り実施。

詳しい内容は、GranstreamBlogにて紹介されています。

http://oseshiro.hatenablog.jp/entry/2016/08/23/094007


今年で6年目、内容をユーザーに合わせて少しずつ変えながらも、毎回好評をいただきながら開催し続けてきました。
これからも、ますます充実の講習会になるよう、毎年情報をアップデートし続けて行きます。(そのためには、自分も遊びに行かないと!)

参加いただいたユーザーの皆さん、おつかれさまでした。
また一緒に漕ぎましょう!




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2015年9月21日月曜日

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Katsalano Days Summer Camp

お盆直前の週末、今年も開催しましたカサラノデイ
今年は、恒例の冬合宿に対する「夏合宿」という位置づけで開催しました。
夏合宿でしっかりセルフレスキュー(再乗艇)を練習して、
冬合宿で極限状態でちゃんとできるかを確認する、というセットになっております。

で、今年は久々に座学から開始。
避難訓練ではありません。
机をカヤックに見立てて、再乗艇の説明中。

ざっとポイントを頭に入れた後は、実践あるのみです。
セルフレスキューができたら、リカバリーの練習。
リカバリーの練習ができたら、ロールの練習。
リカバリーも何種類かあるので、時と場合で使い分けが必要です。
どんなときに使うかも含めて、実践を想定しながら練習。
2日目には、過去に受講いただいたユーザーさんが復習にいらっしゃっていました。
ロールができるようになればリカバリーが上手になるのでロールを忘れてしまいますからね、たまにはこういった場で復習しておくと、自分の技量に自信が持てます。






合宿でポイントを身につけたら、後は考えなくてもできるレベルまでひたすら反復練習するのみです。
沈脱しても再乗艇できる、リカバリーできるというのは、カヤックを漕ぐ上で大きな自信になります。ぜひ、寒くならないうちに完全にマスターしましょう!

Granstream Blogの記事はこちら
All Photos by S.Ose


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2015年7月18日土曜日

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パッキング&グリーンランドワークショップ

7月上旬の週末、半日ワークショップを2本開催しました。
最近、ワンポイントとか、ショートとか、TIPS的な講座多し。
以前は一日でみっちりしっかりやっていたのですが、ニーズの変化でしょうか?

さて、まずはパッキングのワークショップ。
フェザークラフトを使用したワンウェイの旅では、ゴール地点にクルマを回送しておかない限り、どんなに短い旅でも、艇にすべての荷物を詰め込み、艇に詰め込んだ荷物を自力で運ぶ必要があります。
骨組みだけの艇を用意して説明。

日帰りだったり、ボリューム大きめの艇であれば割とざっくりでも何とかなりますが、小型の艇や長旅となるとそうはいかないもの。
また、特に初めて艇を買われた方には何をどう進めていいのやら、という状態かと思います。
防水バッグに入れるべき荷物は何か、防水バッグの大きさ/形の選び方、艇に詰め込むときのコツ、仕分けの仕方・・・から最近持って行っている装備の話まで。
キッチリ2時間、お話しさせていただきました。

午後はグリーンランドパドルのパドリングワークショプ。
『実はこのパドル・・・推力の作り方が他のパドルと全然違うんです!』
『えーー!?』
・・・というお約束の説明から入ります。
何回かグリーンランドパドルのワークショップをやっていますが、この部分を体で理解するのがすごく難しいのです。(つまり、これさえ分かってしまえば後は何とかなる)
もともと、カヤック自体が、不安定な「自然の水面」を当てにして推進力を得る乗り物ですが、理解して漕げないとグリーンランドパドルはさらに「暖簾に腕押し」的な道具です。
これを機会にグリーンランドパドルの本領を発揮できるユーザーさんが一人でも増えて欲しいな、と思っています。

講習の模様は、グランストリームのブログでも紹介されています。
(講師は写真とる暇無しでした)
http://oseshiro.hatenablog.jp/entry/2015/07/18/161351

ぜひ、将来はグリーンランドでグリーンランドカヤックとグリーンランドパドルを使ってツーリングしたい。山口くん、うらやましすぎ。
http://oseshiro.hatenablog.jp/entry/2015/07/13/153536 http://pagekayak.exblog.jp/24231410/

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2015年7月3日金曜日

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プライベート・トレーニングツアー

6月最後の週末は、奥琵琶湖で個人講習をしました。
1泊2日で、琵琶湖を大きく渡り、距離を漕ぐトレーニング形式のツアーです。

出発準備中。不穏な雲、南風。
初日の予定は、海津〜海津大崎〜竹生島北〜姉川河口〜源氏浜、の約35km。
しかし、竹生島の西まで漕いだところで、やや強い北西風と先ほどまでの南風の影響のウネリがぶつかって、波高1m弱の三角波が立つハードな状況に。
ザ・トレーニングツアーという状況を良いととるか悪いととるか。
とりあえず、姉川河口の公園まで無事漕ぎ切り、善後策を練ります。
沖の波が画面左手に向かって流れているのが見えますか?
ここから反転して琵琶湖の西岸に戻るのは不可能と判断し、長浜まで漕いで本日は終了。
電車でスタート地点まで戻ることになりました。


艇を畳んで電車で移動中。

2日目は、初日にも増して風強し。
出艇後のリスクを見込み、2日目は海津のGranstreamストアをベースに波・風の中での艇のコントロールとパドリングレッスンをみっちりと。
スイープのデモンストレーション中。
これはこれで楽しそうです。 Photo: A.O.
当初予定のロングツアーにはならなかったものの、充実したトレーニングの2日間となりました。
さてさて、本番のツアーでどれくらいパワーアップしているか楽しみです。
Oさん、おつかれさまでした!(宿題の肩ストレッチやってくださいね!!)


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2015年5月13日水曜日

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新緑ツアーとワンポイントレッスン

ゴールデンウィーク明けのGranstream試乗会で、ショートツアーのガイドとワンポイントパドリング講習の講師をしてきました。

快晴で新緑が美しくも、比較的風が強く、ショートツアーは知内浜〜海津大崎のワンウェイツアーになってしまいました。
午前中は帰って来れるだろうと思って出艇しても、昼過ぎから風が強くなることは往々にしてあるため、注意が必要です・・・。
今回は戻れなかった場合のプランを初めからたてておいたので問題ありませんでした。

午後はワンポイントレッスン。
Granstreamの講習会でさんざん「背中で漕ぐ」と言ってきたせいか、全体的に手漕ぎフォームのユーザーさんは減少傾向。
しかし、それ以外の問題が気になるようになってきました。。。

それは、「腹筋」を使うこと。
せっかく背中で生み出したパワーが艇に伝わっておらず、推進力になっていないと見受けられるユーザーさんがちらほら。
腹に力を入れて(ぎりぎり力まなくても良いのですが)、背筋のパワーをロスなく艇の推進力に変えていきましょう!
全体的に次の課題が見えてきた講習会でした。

また開催しますので、乞うご期待。


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2015年2月14日土曜日

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なぜツーリングカヤックの技術講習会をやっているか?(2015年現在の考え)

近年この時期になると、今年の講習会どうしようかな~、とぼんやり考え始めますので、今年はちょっとまとめて公開してみました。

ツーリングカヤックでの技術の必要性については、
でも私の意見を書いていますが、技術は、ツアーを安全にかつ充実させるための道具にすぎません。
技術の習得はツアーの手段であって技術そのものが目的ではない(もちろん、目的にすること自体も楽しみ方の一つだと思います)、というのが、フェザークラフトのカヤックに乗る上での私の考え方です。

タイムレースなどで上位入賞を目標とするのであればきわめて行く必要がありますが、
完璧に効率よく漕ぐことが目的ではありません。
極論でいえば、ちゃんと長距離(30km~50km)をそれなりのペース(5km/h、2.8knt.くらい)で連日漕ぎ続けられるのであれば目的は達成できているので、敢えて「良い」フォームに直さなくてもそれはそれで良いのではないかとも考えています。

いままで自己流でやってきたけれど何となく行き詰まりを感じている方には、まず、最大公約数的な体の使い方、操作の仕方を「教科書的に」講習会で説明します。
しかし、力、手の長さ、関節の可動範囲、体重といった身体的条件は人によって異なるため、ある程度の問題は織り込み済みとして、一人一人に合わせてポイントを説明するようにしています。

過去の怪我などで問題を抱えている場合もあり、体の動きは一人として同じではありませんので、この部分については、人によっては矛盾した説明を他のユーザーにしている場合もあります。(よって、講習を隣で聞いている場合は、自分と同じ身体条件のユーザーに対して話をしているかどうか、よーく注意して聞いてくださいね。下手すると、漕ぎ方を改悪することになってしまうので・・・)

それにあわせて、もちろん、最低限の運動は必要だと考えています。
普段はいっさい運動をしなくて、半年に一度だけカヤックに乗るけど
ちゃんと長距離(30km~50km)をそれなりのペース(5km/h、1.8knt.くらい)で連日でも漕ぎ続けられる用になりたい、というのにお答えするのはさすがに無理なので、月に一度くらいは乗っている+散歩で良いから体を動かしておいてください、というのが前提です。

最近私も運動不足気味なので、ジム通いを再開しました。
スラロームのレースに出ていた頃と違って、追い込んでやらないし、半分くらいの時間はおもりをあげているのではなくてストレッチをしているし、調子が悪そうなときや気分が乗らなければ行かなかったりするなど、割とユルめでやっているのですが、体は格段に軽くなりました。
このまま続ければ難なく隠岐まで渡れそうです。ムフフフフ。

そんな訳で、だんだん何を書いているのか分からなくなってきましたが、結論としては、
行き詰まりを感じていたらぜひ来てください、ということなのでした。
ポイントはしっかり押さえますが、基本的にはその日のコンディションにあわせて楽しくやっていきましょう~~!


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2015年2月1日日曜日

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2015年 Granstream 技術講習会コンセプトについて




■去年までからの変更点
毎年少しづつ形を変えて実施してきたFeathercraft Folding Kayaks専門店、Granstreamの技術講習会「カサラノデイ」ですが、今年からは新たな要素を追加していくことになりました。

昨年まで徹底して行ってきた、基本技術(基本テクニック)の講習に加え、2つ以上の基本テクニック組み合わせた応用編を始めたいと考えております。そして、実践編がその先にあるような構成となります。


■背景
あえて「応用編」と銘打って始める理由ですが、沿岸であろうが、島渡りであろうが、カヤックでしか行けない(行かない)場所にいくこと、カヤックでしか経験できない体験をすることを追求していくと、どうしても条件はハードになるリスクが高くなっていきます。

フェザークラフトは、リジッドカヤックに比べ安定性が高いので、ある程度の荒れたコンディションでもボートコントロールテクニックがなくても漕げてしまいます。
冬の日本海や冬の日本海のような極地の海、外洋、カヤック以外の艇が入ってこないような場所を安全に漕ぎ抜けるには、風、波、ウネリなどがハードな状況になっても安定して漕げる技術が必要になります。そのレベルのツアーに参加するとなれば、フェザークラフトライダーにも様々なテクニックを駆使し、安定して漕ぎ抜けられることが自らと同行者の安全のために重要となります。

Granstreamのあり方として、シングルカヤックでの外洋島渡りができるユーザーの集まりを目指していきたい、という話を主催の大瀬さんとは重ねてきました。
その第一ステップとして、冬の日本海合宿やカサラノデイ、ナイトパドリングと行った企画を始めていきました。
これらの企画が発足してから、ショップのツアーに参加するユーザー以上に、自分たちでツアーを実施するユーザーが確実に増え、非常に大きな手応えを感じています。
次のステップとして2015年からは、沖縄カヤックセンター、仲村忠明さんが使っている「ロングディスタンス」をタイトルにした企画が始まります。

このシリーズの企画に対応できるようになりたいと考えているユーザーのため(だけではありませんが)の講習内容という位置づけで考えています。


■実施方法について
基本/応用と分けて開催するかどうかも含め、詳細は未定です。
自然を相手にした講習会であるため、講習会当日に都合良くテクニックの応用が必要なくらい「いい感じで荒れる」かどうかが予測できないためです。
しかしながら、講習会に参加いただいたユーザー皆さん個々の技量を見た上で、必要なアドバイスをいたしますので、収穫ゼロで講習が終わってしまうようなことはありませんのでご安心ください。
運悪く(?)応用の講習を受けようと思っていたのに、晴天、無風、鏡のような水面、といった状況であっても、(私も含め)完璧なパドラーはいませんので、その場で一番マスターしなくては行けないと判断した内容をコーチしていきます。

何か一つでも新しい知識、コツ、ヒント、を感じて講習会を終えていただいたい、というのが私が講師を始めてから心がけていることであり、これからも変えていくことはないことです。


今後の予定については、GranstreamのHPまたはこちらに掲載いたします。
また、個別の講習会も実施いたしますので、GranstreamまたはこのBlog画面右の問い合わせフォームからご連絡願います。
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2015年1月25日日曜日

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2015 冬の日本海合宿

毎年恒例の日本海合宿に参加してきました。 →去年の記事
ちなみに、去年はこんな感じ。 →その他の動画

主催者のGranstreamのブログや、参加いただいたユーザーのブログに2日間の詳細な内容が記載されているので、ちょっと別の視点で書いてみます・・・

ちなみに今年は初日はこんな様子で、日本海合宿史上最高の大荒れ。
浜にいてもちょっと目を離すと、おいておいた場所からカヤックが無くなってしまいます。(何度カヤックが突風で転がったか・・・)

荒れたコンディションになればなるほど、パドリングテクニックをそれぞれ一つづつ使用するのではなく、組み合わせて使用する必要があります。
「リーンしながらスィープしつつ前後に体重移動」とか、「リーンしつつ漕ぎながら力の強弱を変える」などなど。組み合わせ方は無限にあり。
組み合わせ方そのものにセオリーがある訳ではなく、そのときの波、風、艇、パドルの状態にあわせて臨機応変に組み合わせを変更する必要があります。
このあたり、ケースバイケースなので、非常に説明しづらいのが実際のところ。
しかも、自然は二度と同じ表情を見せることはありません。。。
一つづつの技術(「リーン」とか、「スィープ」とか)を教える難易度はそれほどでもないのですが・・・(極めようとすると一生モノの難易度ですが)

技術の組み合わせ方そのものは、「実践で覚えるあるのみ」な要素が非常に強いのですが、ある程度荒れた状況(琵琶湖だと波高50cm〜1mくらいかな)でこまめに”漕ぐ→復習”のセットを繰り返すような形式で講習ができれば、身につけやすいのかな・・・と考えています。

今年の講習会は、ご参加のユーザーのレベルによっては、いわゆるセオリー通りの講習内容から少し外れて、実践に応用しやすい内容でできたらと思います。
とはいえ、都合が良いときに都合が良いレベルで荒れてくれないのが自然なので、講習会当日に意図した内容で実技講習ができるかどうかはコンディション次第、風と波の神様のみぞ知ることですので、チャンスに恵まれた日の講習会限定の内容になりそうなのが難しいところではあります。
(もちろん、「不幸にも」ドピーカンで無風無波だったらそのときの課題を見つけて(私含めて課題がない人間はいない!)講習しますのでご安心ください。)


Granstreamにて「カサラノデイ」と銘打って技術講習会を始めて4年目、次のステップも見据えるタイミングになってきたことを感じさせる合宿になりました。
(Granstreamのツアーイベントもハードさを増しつつありますし・・・)


今年もがんばって漕ぎにいくぞー!
(↑独り言ではなく、「おー!」って返事を求めておりますので、本年もよろしくお願いします)


2日目の動画はこちら(初日のを見ると穏やかそのものにしか見えない)
初日のツィートまとめ
2日目のツィートまとめ

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2014年12月2日火曜日

Published 5:11 by with 0 comment

カサラノデイ

11月最後の週末は、2014年最後のカサラノデイとなりました。

前の晩までの雨が嘘のような快晴。
晩秋の湖。

この季節には珍しく、南からの微風が吹き込んでいたため、沖まで漕ぎ出し、戻りながら追い波の対処方法のコツを説明します。
シーカヤックにとって、追い波は艇が振られやすく、鬼門。
カヤックのスターン側が波に押されてバウがあさっての方に向かないように、早め早めの対処が肝要。
万事、先手必勝です。
時間が経つにつれ、穏やかになってきました。

午後には波も落ち着いてしまったので、恒例のパドリング講習。
今回のユーザー様はグリーンランドパドルを使用されているため、グリーンランドパドルグリーンランドパドルは独特の細い形状なので、普通のパドルと同じ漕ぎ方では力が逃げてしまって、うまく水がキャッチできません。
穏やかな水面では大きな差が出ないのですが、向かい風など負荷がかかると大きく遅れをとってしまったりします。
そこで、力が逃げないように少し異なる動きをいれてあげる必要があります。
左がグリーンランドパドル。
しばらく漕ぎ方の講習を行っていると、再び南東風が吹き込み始めました。
今度はどんどん強くなり、体感で風速5m/sくらいでしょうか。
風が吹き始めて30分もすると、波高30〜40cmくらいのウネリが入り始めました。

これ幸いと再び追い波講習にメニューを変更し、1時間ほど漕いだところで、本日の講習は終了。

追い波の講習をしたくてもタイミングよく波があるとは限らないので、今回は非常にラッキーで充実した講習になりました。

今年はほぼ月に一度講習会を開催することができました。
来年も(開催方法は変えるもしれませんが)続けていきたいと思っています。
参加いただいたユーザーの皆さん、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします!

Thanks to Granstream



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2014年9月13日土曜日

Published 23:27 by with 0 comment

晩夏のロール講習会

お盆明けの8月某日、奥琵琶湖でロール講習会を行ってきました。

カサラノデイのオリジナルメンバーのユーザー様で、暑いうちにロールの復習と弱点強化のための練習会をとのご依頼を受けて、いざ奥琵琶湖へ。

当日は今年の夏にしては天気もよく、絶好のロール日和でした。


本日のメインの課題は左のロール。
右は自信を持って艇が90°近くになるまで傾けられるが、左がどうも同じようにできなくて・・・とのこと。

片側でできてもう片側でできないことがある場合、頭では同じような動きをしているつもりでも、全く体はそのように動いていない、ということが往々にしてあります。
まれに、過去の怪我などが原因で、物理的に同じ動きが反対側では再現できない場合もありますが。。。

当日は動画を取りながら、右でできて左でできていないことを細かくチェックしながら、修正ポイントを洗い出していきました。

約半日の講習で、右側ほどは行きませんが、左側で直すべきポイントと、心理的な不安感は払拭できました。
Kさんお疲れ様でした!!

やたらテキストの多い記事だな〜、とお思いかと思いますが・・・
古い防水デジカメを使用していたので、水中で使用したら浸水し、メモリーが消えてしまったのです!!
古い防水デジカメを水中使用しては行けませんね。(本当は新しいものが欲しい)


ツーリングそのものに必要な技術だけでなく、応用編の技術についても講習対応していきますので、ぜひ、直接またはGranstream宛にご相談ください!!

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