2020年2月24日月曜日

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樫のエーク完成

6年越しの樫のエークが完成しました。
自分が扱いやすいサイズ、持ち手の角度、持ち手の太さにこだわって作ってみました。
また、フェザークラフトのセーリングキットをK2(2人艇)に取り付けてフルスピード(私的な記録では時速5ノット/約18km/h)で舵を当てても耐えられる強度を持たせています。
なので、漕ぐにはちょっと重いかも。。。
仕上げが甘いので粗はたくさんありますが、まあ、満足のいく仕上がりになりました。
でも、自分で作ったものって、できた瞬間から改良点が見つかるんですよね。。。
それも含めて、ずっと眺めたり触ったりしていられるほど気に入った道具ができました。


前の投稿で、大まかに切り出した樫のエークですが、セーリングキットの完成と合わせるべく、隙間時間をちょっと多めに何度かもらってどうにか完成までこぎつけました。
(エークとは、沖縄のサバニで使用する櫂のこと。帆がサバニ用のものをスケールダウンして使用しているので、櫂もパドルではなくサバニに合わせて使用しています。)


とりあえず平面で切れるところまでは切り終えましたが、これからの作業を手でやることを考えると完成が絶望視されたので、作業の電動化を考えました。

まず、ヤフ●クで中古の電動カンナを落札し、一気にブレード部分を削ります。
機械の力は恐ろしい。数時間で大体の形になってしまった。。。

次に、グラインダーに木工用のサンドペーパーを取り付け、24番、60番、180番の順に削ります。
この時に持ち手の形も削り出します。
自分の手に合わせながら削るこの部分が一番時間がかかったかも、
あと、うっかり電動カンナで削りすぎたところをならすのも以外と大変、、、
最後に、240番のサンドペーパーで、木目に沿って磨いて削りは終了。

板から形に切り出した時につけてしまったノコギリ痕や傷を、蜜蝋で埋めました。
家具の修理のための練習台です。詳しくは改築ブログのこちらの記事で。

仕上げは、まず、大量に余っている荏胡麻油を塗ります。

最後に、自家製蜜蝋ワックスを塗って完成。(初めの写真。)蜜蝋ワックスについては、改築ブログのこちらの記事で。なんか、エークづくりは家具修理の練習台になってる。。。


セーリングキットテストがさらに楽しみになってきた!

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2020年2月6日木曜日

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J級公認審判員になりました。

先日、カヌースラローム・ワイルドウォーター競技のJ級審判員登録が完了した旨の書類をいただきました。

昨年秋に受験して、無事合格し、晴れて一人前の国内審判員になれました。
ところで、「J級」ってなんの略なんでしょうね。「上級」?「Japan級」?

これからもぼちぼち国内戦では役員で参加させてもらいます。
今のところ、集計室の住人なので思いっきり裏方中の裏方ですが。
(でも、こういうのも嫌いではないのですよ)

この上位はITO(国際審判員)の資格なのですが、そうすると年数回は海外の試合の審判に行く必要があり、さらには最新のテクニックに対する勉強(まあ、Webで試合を見て判定をチェックするくらいしかできませんが)といったことを継続的に行わねばならず、そこまで時間が使えるかどうか…。
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2020年2月3日月曜日

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K2新セーリングキットのテスト

昨年の2月に見事琵琶湖で沈してから早1年、ポンツーン無しで実用的なセーリングキットの模索を再開しました。(今まで手がつけられず寝かしていました…。)

今回は小さめの帆が良いとGranstreamの大瀬さんから情報をもらっていたので、帆を拝借して近所の川で半日ほどかけてテスト/体験してきました。。
マストも改良して臨みたかったけれど、まだ完成していないのでマストは去年のままです。

マストが長すぎますが、まあテストにはなるでしょう。

前回使用した帆よりもふた回り小さい、カモメの翼に似た形の帆です。
この写真の右側のものですね。


当日は風速4〜5m、時折6m〜7mのブローが吹く、比較的落ち着いたコンディション。
早々に艇を組み立て、水面に浮かべると、スルスルと艇がすべり出しました。
横風、裏帆の悪条件でもスルスル進みます。


追い風は爽快ですが、艇のバランスに気を使います。

横風、追い風、斜め向かい風と角度を変えて帆走します。
風の向きにもよりますが、軽く10km/hくらいは出ます。
向い風でも、30°くらいまではジリジリ上っていけるのには驚きました。
ただし、帆が小さい上、センターボードなどの装備を省いているので、風の向きによっては漕ぎやパドルワークでのアシストが必要。

また、ポンツーンがないので、フェザークラフトのセーリングキットの様な爆発的なスピードは出せません。(帆をでかくすれば出せなくはないが、ノーコンになるのは身をもって実証済み。)また、乗り手がきちんと重心移動やパドル操作をして艇を安定させたり、保針する必要があります。
これは、もう少し練習と経験を積まないと、方法論は見えてこないかも。
サバニの操作方法が参考になりそうです。
情報を仕入れながら、試して行きたいと思います。

何よりも1番のメリットは、セーリング装備がコンパクトでシンプルになること。
今の状態でも、K2の組み立て+10分くらいでセットアップ/撤収ができます。
「セーリングカヤック」というより「風力アシスト付きカヤック」といった感じですね。

K2といつも一緒に持ち出して、いい風がある日だけササッと装着して使う、なんて使い方ができるところまで熟成させて行きたいと考えています。

これから春にかけて、育児家仕事の合間を縫いつつ、乗り手も機材も練度を上げて行きます!

風に乗れると顔が思わず緩みます。




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