リーマン稼業、家庭、カヤック講習の3足のわらじを今のやり方で続けるには限界がきているので、しばらくカヤック講習はお休みします。
肺炎療養で落ちた体力の回復(ジムにまた通う予定)や、息子の世話(ちょっと手がかかる子供なのが分かってきた)など、自分と家族のコンディションを整えるのが先決なので、来年度までふくめてしばらくカヤックの予定は白紙にしておこうと思います。
なにかミラクルな出来事やアイデアがあればすぐに再開するかもしれませんが、なかなか起きないから奇跡は奇跡なので・・・
たまーに個人的に漕ぎに行ったりしてTwitterとかにアップするかもしれませんが、個人的に動けるのもこれまで以上にたま...
2015年11月8日日曜日
10月半ば、肺炎にかかってしまいました。
約半月の療養期間をへて、ようやく社会復帰です。
気管支炎は経験がある(そして、咳喘息が持病になってしまった)のですが、人生初肺炎であります。
今年は晴れが多く(それ自体は良いことなのですが)乾燥しがちで、朝夕の気温差が大きかったので、もともと咳喘息が発症して調子は良くなかったのですが、どうやら咳が続いて抵抗力が落ちていた所にやられた模様(注:咳喘息がそのまま肺炎になる訳ではありません)。
晴天つづきなのに遊びに行けないのが恨めしい
たいしたネタでもないのですが、なかなか体験できない(ってか、したくない)ことなので記録を残しておくことにします。
ちなみに、私も臥せっているときは情報収集に肺炎の諸先輩(?)のブログを参考したので、どこかの誰かの役にちびーーーーーーーーっとでも立てばと思います。
さて、ことの発端は、会社での打ち合わせ(朝イチ)中のことでした。
もともと咳喘息による咳のし過ぎで体が重く、疲労感も取れないまま数日すごしていたのですが、「なんだか悪寒がするなー」、と思ったとたんに、あれよあれよと高熱に。
その日の午後は車で向かう遠目の客先への営業同行(私は基本裏方の役目の人なので)があったので、営業さんに運転してもらいつつ、助手席で置物のように寝て休ませてもらうことに。
どうにかお客様の前での説明中は持ち堪えたものの、再び激しく悪寒。
営業さんに駅まで送ってもらい、ぶるぶる震え&ぐったりしつつ電車で帰宅。
帰宅して体温を測ると、38.6℃。
とりあえずその晩は家にあった解熱剤を入れ、インフルエンザ(過去かかったことないけど)でないことを祈りつつ就寝。
翌日、自宅から徒歩3分のところにある、内科&呼吸器の看板を出している医院まで車で送ってもらって受診(この時点で既に仕事とか言っても体が動かない状態。アウトドアだったら死んじゃうよね・・・)。
とりあえずインフルエンザは陰性。
血液検査でWBC(白血球数)14.6(正常値3.9〜9.7)、CRP(C反応性タンパク=炎症反応)4.9(正常値0.3〜0.5)。
レントゲンで気管支周辺の肺に白い陰。
肺炎の疑い濃厚も、痰の検査の結果を待っての確定。初日はとりあえず薬と解熱剤。
翌々日に痰から肺炎球菌検出。点滴(抗生物質)開始。
以降、毎日通院して点滴。
日課の点滴。
発症5日でCRPが最大値。16.4。
これ以上下がらないようであれば、入院を勧められる。
(そもそも、初めから入院していても良いレベル・・・。)
その後無事数値が下降し、発症9日目で点滴終了、13日目でWBC、CRPともに正常値に。
正常値になってからは、元々の咳喘息の投薬、療養。
結果、17日間の療養生活となりました。
回復したら紅葉が始まっていました
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肺炎は抵抗力が落ちていたり、ストレスがかかっているとかかりやすいようです。
ストレスか・・・。...
今年9月の隠岐渡りチャレンジでは、新艇のヘロンを使用しました。
色は今はなきグレー。
せっかくなので、艇の感想を書き残そうと思います。
手前の黒ヘロンが近藤艇。
奥の白ヘロンは伊東画伯使用艇。
■カタログスペック
長さ x 幅 5.4 m x 60 cm
重さ 24.5 kg
最大積載量(パドラー含む) 185 kg
■他の艇との比較
ぱっと見た感じ、「でかいウィスパーXP」ですが、特性はだいぶ異なります。
ウィスパーが、カサラノの運動性とカフナの手軽さを融合させた艇、ヘロンがカサラノのスピードとK-1の積載能力を融合させた艇なので、見た目が似るのはまあ、偶然ではないと思います。それにしても、必ず融合させたい元として出てくるカサラノ、どれだけスペシャルな艇なんだ・・・
どこのあたりで特性が変わるかというと、横から見るとよくわかります。
(画像はGranstreamのカタログページから拝借)
●カサラノ
●ヘロン
●ウィスパーXP
画面で長さをそろえているので、艇の縮尺が同じではありませんが、サイズ以外で大きく異なる点は2つ。
①ボトム部分が深い
ウィスパーの方がデッキが「屋根型」になっており、艇の高さをデッキの立ち上がりで稼いでいる状態になっています。それに比べると、ヘロンはU字溝にフタがしてあるような作りになっています。この辺り、カサラノよりに作ってある感じがしますね・・・
②バウとスターンの立ち上がりが急角度
できるだけ水線長を稼ぐためだと思うのですが、バウもスターンもボトムの下の方の部分、いわば「アゴ」の部分が突き出ています。水線長が長いおかげで、漕げば漕ぐほどスピードが乗る艇になっています。ただ、艇自体が重い、たくさん積んでこそのヘロン、と考えると、「漕げば漕ぐほど」の部分がくせ者なのですが・・・
■漕いでみた感想
艇のサイズ感もあると思いますが、荒れた海で乗っても不安感はありませんでした。
ただ、あまりにも積み荷(パドラー含む)が少ないと浮きすぎて風で煽られる感じがした(隠岐のときはパドラー+荷物で80kgくらい)ので、人モノあわせて100kgくらいは積みたいところです。
そうすると、必然的に漕ぎ味は重くなりますが、スピードが出てきても、短い艇(Kライトやカレント)のように、造波抵抗ができてくる訳ではないので、パワーがあればあるだけスピードを出すことができます。
パドリングの重さの感触としては、パドリングをしているとウィスパーの1.3〜1.5倍の負荷が常にかかっている状態でしょうか。
よって、長期遠征や島渡りで乗りこなそうとすると、持久力に加え、ある程度の重量を引き続けられる力が必要(パワーっていうと少し多義になるので、具体的にしてみました)になります。
このへん、もともと骨太で力と体重がある人以外は、要トレーニング(しかも恒常的なトレーニング)な部分になるかもしれません。
体が大きい人にとっては、今までK-1くらいしか選択肢がなかったので、安定性を重視するか、スピードを重視するかの選択肢ができたことは非常に良いと思います。
普通の体格の日本人&カヤックスタイルには少々オーバースペック、過負荷になりますが、セーリングや今後ロングツーリングに出て行きたいという野心を持っている方には、ぴったりの艇なのではないかと思います。(ちょっとトレーニングしないとつらいかもしれませんが・・・)
こんな状況でも不安感がないのはさすがです。
個人的には、年に一回はヘロンじゃないと行けないなー、とヘロンを選ばざるを得ないようなロング&ハードツアーに出たいなー、と思う今日この頃です。
まあ、「○○に一回は□□じゃないと・・・」の部分には持っている艇全部(フェザーに限らず)を入れられる回答が用意されているので、本音を言うと通年四六時中カヤックを漕いでいられる身分になりたいぜ、になってしまうのですが、家庭もあるし(自分で作っちゃったし)、生業もあるしで世の中そんなに甘くないのがつらいところで・・・...
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