2018年12月23日日曜日

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2018年漕ぎ納め

先日、奥琵琶湖で漕ぎ納めをしてきました。

時折りみぞれ混じり雨がぱらつくのあいにくの天気でしたが、風はなく、気温も低すぎず、冬のちょい漕ぎには悪くないコンディションでした。





うっすら雪化粧の上、冷たい空気が流れこんで湖面から水蒸気が立ち上がり、なかなか幻想的な景色でした。

小一時間漕いで、マキノのGranstreamに立ち寄りました。

薪ストーブで迎えていただきました。
Kライトをオーバーホールに出して、今年の漕ぎ納めは終了です。

来年初めのビッグイベントは冬合宿です。
来年も実り多き年にしたいと思います。

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2018年9月30日日曜日

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Sustainable Canoeing

日本カヌー連盟の派遣事業で、9/4〜11にスペイン、ラ・セウ・ドゥルジェイで開催されたカヌースラローム ワールドカップ最終戦の視察に行ってきました。昨年のフランス・ポーの視察に続くものです。


昨年から今年で、大きくレース結果の集計システムが変わったので、新しい仕組みの導入進捗を確認するのがメインの役務だったのです
集計システムがどういうものになったかについては、こちらの国際カヌー連盟のFaceBookの投稿で見られます。
が、その辺りはかなり技術的な話になるので、ここではさて置こうと思います。

今回視察に行ったラ・セウ・ドゥルジェイのカヌースラロームコースは「セグレオリンピック公園(Parc Olímpic del Segre)」はバルセロナオリンピック開催時に建設された人工コースです。(英語版のWikipediaにも載っています。)
ちょうど、東京オリンピックのために葛西臨海公園に建設されるカヌースラロームコースと同じような成り立ちです。

葛西臨海公園のカヌースラロームコースも、オリンピック後の後利用を担当する業者が決定したようですが、オリンピック後の後利用については、このコースはかなりうまくいっているのではないかと思います。

ラフティングなどのレジャー利用の他に、地元のカヌークラブのメンバーがこのコースを拠点に練習し、常に誰かが漕いでいる=常に利用されているコース、ということが非常に重要なポイントです。
常に利用されている(個人で練習などで利用することもできる)ということは、イベントで貸切らないと使えないような収益構造ではなく、個人でトレーニングに使えるくらいの費用負担で利用できるだけの仕組みが構築されているということで、こういう形の運営ができるコースでないと、継続して利用することはできません。

常時利用しているだけでなく、このコースでは、国内レース、国際レース(ピレネーカップ等)、ワールドカップ・世界選手権など、年間10レースほどが開催されています。
これらのレースを支えているのが、このコースを拠点に活動する地元のカヌークラブです。今回の大会では、ボランティアとして運営をサポートしていました。(そして、かなり手慣れている)きっと小規模なレースだと自分たちが運営主体なのでしょうね。

日本でスポーツのクラブというと、サッカーや野球の少年団やスイミングスクールなどをイメージしますが、ここでの大きな違いが、大人まで含めて現役でそのスポーツをしている人がいる、かつて国の代表レベルだった選手もクラブに所属している、といったことでしょうか。

日本のスポーツクラブだと、子供・中高生・大学生・社会人で組織が分断されてしまっていますが、老若男女、漕いでいる人もそうでない人(ジュニア選手の親とか)もが一つの組織で運営されているのが大きな違いでした。
野球やサッカーくらいメジャーなスポーツだと、分断しないと組織が大きくなりすぎてやってられないかもしれませんが、競技人口が少ないスポーツのあり方としてはかなり有効なのではないかと思います。
メンバーの数が集めやすいということは、経済規模も大きくなるので、小規模なクラブや団体が乱立しているよりも色々と出来ることが増えそうです。
さらに、ベースとなるコースがあるということは、練習する環境(しかも、ワールドカップを開けるレベルの練習場所!)も確保できているので、スポーツをやるには理想的な環境です。

日本国内では、毎年国体で新しいカヌースラロームコースができているにも関わらず、
・根城とするコース
・老若男女、漕いでいる人もそうでない人もいる多様なメンバー構成
の両方を持っているクラブの数は増えていません。

今回の視察で、「日本はどうやって選手が育ってくるの?」と聞かれて、「親(Family)。」としか答えられなかったあたりに、なかなか裾野が広がらない原因がありそうです。

この問題は、多分カヌースラロームだけの話ではなく、いわゆるマイナースポーツ全体の話ではないかと思います。
アマチュアレスリングとかも、盛んなところは元オリンピアン個人が開いたレスリングジムがあるかないかだけだったりするし。

題名の「Sustainable Canoeing」は、ボランティアのメンバーの緑色のTシャツの背中に大きく書かれていたフレーズです。

グリーンのTシャツの人たちがボランティアです。


誰かが個人的に頑張っている、個人の負担に頼って運営されているーーという状況ではなかなかこういった言葉は出てこないのではないでしょうか?
また、その逆で、スポーツの組織が誰かの利権装置になっている状況でも出てこないでしょうけど。

まあ、往往にして、そういう組織については、周りの人(場合によっては中の人もだけど)が、「アイツは何か利権的なものがあるからやっているに違いない」的な見方をされていて、中にいる人も周りもあまり健全な感じがするものでもありますが。
そして、本当に個人的に懐にお金をいれている人がいて救いがなかったりするのを見ると、なんだかなあ…という気になったりしています。(そういう人がいるから、必要なお金をもらうのもやりづらくなる)

なんだかとても長くなってしまいましたが、簡単にまとめると、

  • 場所が必要
    そのスポーツをする(できれば世界レベルの練習が費用・回数的に継続的にできる)場所
  • 開かれた組織を持つクラブが必要
    老若男女、漕いでいる人もそうでない人、地域の人もそうでない人もいる多様なメンバー構成されていること
  • ある程度は金がいる
    多くの時間やスキルを割かなくては人にはちゃんと見合う額が払えるだけのお金が回っている

が揃わないと、なかなか「持続可能」にはならないなー、これはこれで学ぶべきところだ、と海外を見てきて思いました、ということです。


さてさて、それはそれでいいとして、そのために自分には何ができるだろうか?

最近時間的にも金銭的にも(そしておじさんになってきたので体力的にも)かつかつになってきたのでちょっと考えないと、こちらが持続不可能になりそう。




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2018年8月10日金曜日

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カサラノデイ 2018

今年も講師をしてきました。Granstreamのカサラノデイ。
今年はキャンプではなく、久々の1日講習でした。

去年まではフェザークラフトユーザー限定の講習会でしたが、今年から、広く門戸を開き、カヤックツーリングを志すカヤッカー全体を対象となりました。

今年は・・・
・リジットカヤックユーザー
・普段はリジットカヤックだけど、カサラノに乗ってみたくて参加いただいたユーザー
バタフライカヤックスのユーザー
にご参加いただきました。

フェザークラフトユーザーの皆さんは、何度目かのリピーターの方ばかりということで、全員あえてliquidlogics Remix XP9に乗るという、フェザークラフトに乗っている受講者がほとんどいない不思議な感じのカサラノデイでした。
来年は私もスラローム艇で行こうかな。カヤックですらないけど。

講習の内容は、定番のフォワード、リーン、スイープ、リカバリー、再乗艇、そしてロールです。
乗る艇が変わっても、メンバーが変わっても、基礎の基礎については徹底的にそして愚直に毎年チェックを行います。
もちろん、毎年セリフを話すように同じことをやっているのではなくて、アップデートした情報や、参加いただいているユーザーのメンバーに合わせた内容に調整してお話させていただいているので、一年として全く同じ内容だった年はありません。
もちろん、天候も毎年違いますし。

ユーザーの皆さんにとっても、私にとっても、自分のスキルを見つめる良い一日になりました。
また来年もやりたいと思っています。
さて、来年はどのようなカヤッカーが受講してくれるか、今から非常に楽しみです。

そうそう、冬の日本海合宿も忘れずに!!






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2018年8月4日土曜日

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自宅リフォーム着工

自宅のリフォーム着工でバタバタです。
そちらの顛末はこちらに。

でも、8月はカサラノデイも開催しますし、キャンプにも行きます!
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2018年6月24日日曜日

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5月〜6月

なかなか更新できておりませんが、一応ちゃんとカヌーのこともやっています…
兎にも角にも、リフォームの準備や仕事のあれこれ問題で目が回りそう。
ですが、今月もぼちぼち動きました。

まずは、カヌースラロームの東海ブロック大会、揖斐川チャレンジ大会


6月初めは、カヤック初心者の友人も連れて、若狭湾デイツアー。
初体験の友人には、釣りしてさばいて食べる(刺身&潮汁)、米は焚き火で炊く、ついでにワカメもむしって食べる、と、アウトドア的な活動を満喫して頂きました。
帰りには向かい風に見舞われ、アウトドア舐めんなよ的な釘もしっかり刺され、なかなか充実の日帰りツアーとなりました。


 

6月半ばには、茨城にて国体リハーサル大会の役員をしてきました。
「茨城?東京のちょい北でしょ?」ぐらいのつもりで運転して行ったら、思いの外遠くて難儀しました。。
しかし、来年の国民体育大会に向けて、良いリハーサルができたと考えています。





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2018年5月12日土曜日

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ゴールデンウィークファミリーキャンプ

ゴールデンウィークは、友人家族と琵琶湖畔のキャンプ場でファミリーキャンプ。


とはいえ、ゴールデンウィークは繁忙期で、予約した
早めに行って、キャンプサイトが空くまで、海津大崎湖岸園地でのんびり過ごしました。



サイトが空いたら活発に動くのかといえばそうでもなく、
確かに、タープを張ったり「陣地」ができてカヤックが組み上がるまではゴソゴソしていますが、時折カヤックを湖に浮かべたりもしつつも、基本的にはまったりゆったりのんびり過ごしました。


・・・あまりにもまったりのんびりゆったりし過ぎて、カヤックの写真も晩御飯の写真も焚き火の写真も温泉の写真も…何も有りません!!

たまにはこういう平和なアウトドアも良いものです。




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2018年2月27日火曜日

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しばらくお休み

しばらくカヌー関係お休みします。
年明けから、自宅をリフォームすることになり、バタバタ動いています。
明治時代に私の曽祖父が買った古い町家です。
毛色が全然違う話なので、別にブログを立ち上げてレポートします。

スラロームの役員や、カサラノデイ、ファミリーキャンプは今年も行く予定。

…あれ?いつもとあまり変わっていない??

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冬の日本海合宿

レポート遅れまくりですが、今年もやってきました。
今年は去年の凶悪な感じもなく、割と穏やかめの(とは言え、全体的にはハードコンディション)日本海でした。

参加ユーザーのレベルも高かったこともあり、ずっと懸案だった、波の中でのリーンの座学と実技がみっちりできました。
この話、5年くらい前から気にはなっていたのですが、講習できる絶妙な波の高さの水面&そろそろ次のステップに進むべきユーザーの両方が揃わないとなかなか出来ない、非常に実施するとなると難しい内容の講習なのです。。。

講習の詳細はグランストリームのBlogにありますので、ぜひ読んでみてください。
いやいや、今年も充実の冬合宿でした。
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