先日、探検家・角幡唯介氏のトークイベントにお邪魔してきました。
主催は「登る人」。
主催の彼女がこのようなトークショーを開くようになったいきさつは、こちら。
これもなかなか素敵な話です。
話のメインが去年の北極極夜行準備とのことで、ナショナルジオグラフィックで彼の記事を読んでいた私としては、是非是非詳しく聞いてみたいところだったので・・・。
仕事で遅くなり、イベント開始ぎりぎりの滑り込みセーフでしたが、なかなか日本の冬では体験できないことばかりの話で、非常に興味をそそられました。
特に、どこにも出かけていないグリーンランドの村(シオラパルク)での毎日の生活の話。
毎日どこかに出かけている訳ではなく、天気や準備が整うまでは村にいて普通に生活している訳なのですが(当たり前だけど)、アザラシの腸を茹でたものを食べたり、村の若者と狩りに同行したりという何気ないけれども日本の生活からするとあまりないような出来事のディテールが、これまた面白い。
シーカヤックで、天候待ちの停滞のときに飲みに行ったお店が妙に忘れられない、みたいなものでしょうか。(ぜんぜん違う気もするが。)
記事になっている部分以上に、その行間や段落間の話を楽しませていただいた数時間でした。
実は、角幡氏、ここ20年くらいずっと私とすれ違ってきていたのですが、このトークイベントで初めてお会いすることができました。
なんせ、「空白の五マイル...