2022年9月17日土曜日

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津軽海峡横断

2022年の6月、Granstreamの ツアーで、津軽海峡を漕いできました。今回の目的は北海道。今回はテールガイド(いわゆるシンガリ役です。リーダーが先頭なので、後方からメンバーや周囲にに異常がないかフォローする役目ですね。)で参加させてもらいました。渡れるか渡れないかは、天候と海況にかかっています。初日青森空港に降り立つと、1ヶ月くらい前の気温でした。一枚多めに着込んでおいて正解でした。メンバーが続々集合。レンタカーで宅急便の営業所留めにしておいたカヤックと荷物を受け取ります。全員、フェザークラフト社(現在は操業終了)製のK1またはヘロンという大型ツーリング艇の船団です。しかし、全員1人艇なので、リスクマネジメントができているかが成否を分けることになります。この時点で、天気予報を見る限り海況と天候がよくて渡れるチャンスは、最高でも2回しかないことが判明。長い停滞もありうるため保存が効く食料の調達後、今日は出発地で一泊し、装備を整えます。2日目艇を組み立て、お昼前に出発。海況渡り出発地まで移動します。本日のゴール近くなると、風が強くなってきました。風は西から北の風。日本海側は風浪で真っ白です。。夕方には風が止む予報ですが、あまりの海況に一同、ひきつった笑いをするしかありません。。。。夕方。予報通り風が収まりました。予報では、これから明日の午前中までは風が落ち着き、午後から東の風が吹く予報です。このまま明朝津軽海峡を渡るにはメンタル的なリスクが高いということで、少し様子を見に津軽海峡へ漕ぎ出すことにしました。少し風うねりが残っているくらいで、絶好のツーリングコンディション。前途に希望を持てたので、全員、気合が入ります。明日は3:30起きなので8:30には就寝。3日目大潮。風は弱い南風。晴天。(当日の天気)朝3:30起床、4:30竜飛岬を出発。海流と大潮の下げ潮に引かれ、漕がなくても時速3kmくらいで進みます。海は、流れによるうねりは見られるものの、終始穏やか。朝が早いためか、大型船も見当たらず。8:30頃、北海道上磯郡知内町小谷石に上陸。4時間で津軽海峡を渡りました。その後、北海道上磯郡知内町涌元で昼休憩。残りのセクションを漕ぐうちに、潮が反転し向かい潮になり、予報通りの東風が吹き始めたためペースダウン。16:00ごろ、北海道上磯郡木古内町に上陸。明日から海が荒れて出られないことが予想されるため、近くにお店がある街まで漕ぎ切りました。4、5、6日目目を覚ますと、カヤックが防波堤の裏側まで上げられていました。夜半に太平洋沖の低気圧の位置の影響でうねりがあがり、カヤックが波に攫われそうになっていたそうです。気づいた数人のメンバーで陸揚げしてくれていたようでした。少し離れた位置かつアレルギー薬を飲んでぐっすり寝てしまったので、ゆめうつつで波の音がよく聞こえるなー、ぐらいにしか感じず、事態に全く気づかず。これは大きな反省点でした。波音がよく聞こえるなー・・・で寝てしまっていては、艇を流してしまうところでした。ここから3日間はひたすら暇です。アウトドアについて役場の方に聞かれたらので町役場にお邪魔したり、徒歩圏内の道の駅や新幹線の駅に何度も行ってアイス買ってみたり、レンタサイクル借りて温泉まで行ってみたり、夜は日替わりで居酒屋さんに行ってみたり、一生懸命プラプラして、海が落ち着くのを待ちました。ここに新幹線の駅があるので、ゴールをここにするのもありですね。近くにコンビニも食事処もあるのでついつい足が向いてしまい、食糧があまり気味なので出来るだけ頑張って食べます。帰りの荷物を減らさなくては。。。7日目ようやく海も落ち着いたので、最終目的地の函館まで漕ぎます。本日は中潮、潮流の影響はあまり受けないはずです。3日間お世話になった木古内を出発。小さかった函館山が大きくなってくると、ゴールは間近です。海底の地形のせいか潮が反転していたりする箇所があるらしく、思っていたほどはペースが上がりませんでした。フェリーターミナル近くの広場に上陸すると、北海道新聞の記者さんが待って見えました。今回のツアーのことを取材されました。(リーダーがね。)ひととおり片付けが終わると、やり遂げた感よりも終わってしまった寂しさが勝るものです。広場で一泊する許可をもらい、とりあえず、近くのラッキーピエロでお疲れ様会の前夜祭。ツアーが終わった安堵感からか、高カロリーな食も気にならずバクバクいけます。最終日朝起きてコンビニに新聞を買いに行くと、昨日の取材が北海道新聞道南版に載っていました。またまた新聞なんて、と照れ臭がっていたおじさんたちですが、やっぱり自分達のことが好意的に書かれているのは嬉しいもので、わらわらと新聞に集まって記事を見ています。みなさん、お土産に新聞買ったかな?落ち着いた頃、パッキングした荷物を宅急便で自宅へ送り返しました。身軽になって函館の街へ。昼食はまたもハンバーガーで、パンチの効いた雰囲気の「HOT...
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