所により3.5ノット(=約時速7km/h)を超える早さで海が流れるエリアです。
瀬戸内海デビュー&潮流体験デビューにはうってつけのツアーでした。
主催はいつもの通り、Granstreamです。
今回は公共交通機関利用のうえ、乗り換えも多いため、使用艇はFast&Lightな艇「K-Light」を選択。
2泊〜3泊くらいまでのカヤック行であれば、陸上ではカヤック用品、キャンプ道具、食料、着替えがほぼすべて一つのカバンに納まり、かつ漕ぐときにはすべてがフネの中に納まるという、日本で週末漕ぎにいく時に使用するには、非常に優れたサイズのボートです。(ただし、パドラーの体重が70kgを超えると、キャンプ道具積載時は艇のボリューム的に沈みがちになります。)
条件としては、コンパクトな道具を選び、荷物を小分けにする必要があります。
さらに今回は、カバンの車輪代わりにスケボーを装着。現地では遊び道具&トイレや自販機などまでの近距離用のアシとして利用。もちろん、水上ではスケボーも艇内に納まります。
今回は潮流を利用するのが目的なので、見慣れた地形図ではなく、海図と時計をにらめっこしながらルートを選択します。
入り口が狭く、出口が広くなるような場所は潮流が早く、とても逆らって漕ぐことはできません。長いものには巻かれ、速いものには流されるが良し。
衰えたとはいえ、瀬戸内海はまだまだ海運が盛ん。フネもたくさん見かけましたし、造船所やドックもちらほら。
ザ・自然のような場所も心洗われて良いのですが、人の(適度な)営みが(適度に)近くに感じられるのもほのぼのとして良いものです。
潮に乗り、潮を横切り、時折潮に翻弄され、押し戻された旅でした。
そして、胃袋でも「しお」を満喫。
今回は(も?)自分の世話は自分で完結でき、かつ漕げ、かつ酒が入っても入らなくても楽しい参加者ばかりでしたので、かなり安心して楽しめるツアーでした。
もちろん、ただ楽しいだけでなく、ルートの取り方に配慮が足りない点が見つかったり、潮の流れ方の大枠が掴めたなど、得るものも多いツアーでした。
みなさんお疲れさまでした。
今回は基礎編ともいえる構成だったので、次は応用問題を解きに個人的に来たいな。
ゴール地点は出発時に背にしていた橋でした。
この橋の下が、大河の増水時のように流れており、1〜1.5m程度の高さの三角波が立っていました。いやいや、川下りに来たみたいです。
見た目は川のようですが、海底からわき上がってくる波のパワーが、川のものよりずっと力強いものでした。流れているときに鳴門とか漕いだら死にますね・・・。
<今回のコース>
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<このときのTwitterlog>
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