2015年10月10日土曜日

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佐陀川ツーリング

松江市内には、日本海から宍道湖をつなぐ、「佐陀川」があります。
山が多い島根半島でここだけ開けており、自然の川かな、と思いきやさにあらず。
江戸時代(1785年から88年)に掘削された、人口運河でした。

それまでの流域は湿地帯、宍道湖は大雨の旅に溢れ、周辺に水害をもたらしていたため、その対策のために掘られたそうです。(この辺りの記事に詳しく載っています。)

歴史はさておき、我々が注目したのは、何とも言えない、川に寄り添うような生活の雰囲気です。
水辺近くに並ぶ住宅、店。
目の前に船。ここに住んだら毎日漕ぐな・・・きっと。

松江市中心部にクルマがとめてあることもあり、日本海から宍道湖まで漕いで見ることにしました。

白ヘロンと伊東画伯。

宍道湖からはゆっくりと流れ出しています。時速1kmくらいでしょうか。
水路際にひしめく住宅街は、かつての水運の繁栄の名残でしょうか。
赤茶色に輝く昔ながらの町並みが続きます。

広がる空。人工物が目に入りません。

町を離れると一転して景色が変わります。
両脇には田んぼが広がり、牧歌的な風景に。
ボート部の桟橋をちょっとお借りして、小休憩。

古風な橋をくぐると、そこは宍道湖。

そして町並みが見えだすと、もう宍道湖です。
思っていたよりは水質もよく、落ち着いた雰囲気の町並みとマッチして旅心をくすぐります。
松江市街に向かいます。
琵琶湖の大津辺りを漕いでいるようにも見えます。
目の前に富士山があれば東伊豆のよう、と伊東画伯。

30分も漕げば松江市中心部です。
中心からちょっと離れたところの小さな公園で上陸。
約11kmを3時間で漕ぐ、ゆっくりとした船旅でした。

この川を使えば、松江市街地から日本海へ漕いででて、当日のコンディション次第で西へ行こうか東へ行こうか決める、なんていう自由なツーリングもできそうです。
ただし、湖畔に落ち着いて出艇できる浜が少ないので、大人数では難しいかもしれませんが・・・

今回のコース
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