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2023年6月23日金曜日

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父子の瀬戸内海カヤック旅

 1週間ほどお休みをいただいて、息子と瀬戸内海を漕いできました。

父ちゃんは有給、息子は小学校お休みです。

島伝いに1日10kmから15km漕ぎ、夜はキャンプ場、オープン前の海水浴場、無人の浜でキャンプして5日間ほど瀬戸内海を漂ってきました。



息子が小学校6年生になったら、子供にはちょっと長めの「旅」のようなことをしようと数年前から温めてきたので、ようやく決行の時が来ました。

中学生になると、部活だのなんだので自分の世界ができてしまう(できないと困る)ので、6年生が子供過ぎず大人すぎずでちょうど良い時期かな、と思っています。


電車を乗り継いで、岡山県玉野市の宇野駅に到着。先に宅急便で送っておいた荷物を回収し、買い出しを行い、海辺のキャンプ場へ。翌日の出発に備えます。


使用したカヤックはフェザークラフトK2。息子はバウマン。バウ側がどうしても浮き気味になるので、前半分に重い荷物をできるだけ乗せて、風や潮に煽られないようにセッティングしました。

初日は宇野港の端から出発。初日は後半に潮の流れの早い箇所があるので、様子を見つつ進みます。

港口に大きな船が止まっていると思うと、フランス国旗を掲げたクルーズ船らしき船が。

それほど大きくない港町にしてはフランス語をよく耳にすると思ったら、ここから皆さん降りてきていたんですね。


2人艇は大人2人で漕ぐと1人艇の1.3倍くらいのスピードが出ますが、1人で漕ぐと0.6倍ほど、子供は大人の50%も漕力にならないので、1人艇の80%くらいの巡航速度を想定して行程を組み立てました。

また、体力的にも漕ぐ時間も大人の半分程度です。


初日の1番の難所、井島水道横断。6月の大潮は年で一番潮汐差が大きいので、年で一番流れているはずです。井島の南端から豊島に向かって横断をしたのですが、漕ぐスピードと同じくらいの速度で流され、あっという間に豊島の北側まで着いてしまいました。

ここで、大きな川のエディーラインのようにうねる潮目に遭遇。

三角波がバウデッキを洗い、6mの艇がグラグラと動揺します。

川で波立つ水面に慣れている息子は平気で、それどころかバンザイして奇声をあげて喜ぶ始末で、漕がないと流されるだろ、ちゃんと波を抜けるまで漕げ、と叱咤激励しつつ、潮目を漕ぎぬけました。

この後もいくつもの潮目や潮流でできる波に遭遇しますが、初日の難関を乗り越えると、体が海のリズムになじみ、今回の旅のペースが掴めてきました。



上陸してからは、天気が悪くない限り上陸地周りの散策しました。

息子は生き物にあまり興味がなく、釣りをしたりはしないのですが、散歩が好きなので、上陸してひと段落したらひと段落、天気が良い日は小一時間、うろうろとあちこちを見て回りました。

普段生活している町と、瀬戸内海の島ではだいぶ雰囲気が違うらしくズンズン歩いて先を見たがっていました。


瀬戸内国際芸術祭作品「勝者はいない マルチバスケットボール

瀬戸内国際芸術祭作品「心臓音のアーカイブ
ただし、開館時間に間に合わず入れずじまい。





キャンプといえば焚き火なのですが、今回は雨もあり1度しかできませんでしたが、無人の浜で心ゆくまで楽しめたようです。

先客が残した炭をぜーんぶ白い灰にするまで、燃やして堪能し尽くしました。




2日目の難所は、豊島と鹿島の間で、時折フェリーが往来しています。

大人同士のツアーとは異なり、スピードが出ないので船が見えてから対処していては対応が遅すぎる可能性があります。時間が近いフェリーをやり過ごしてから、遠くにも船影がないか気を遣いながら島を渡りました。

海況も心配でしたが、大人よりも動きが鈍くなる分船をどう避けるかをかなり心配していましたが、焦らず行けば無用にビビる必要がないことがわかり、一安心です。

先にもいくつか湾を横断しなくてはならないので、渡る時に考えるべきコツを掴めたようでした。


準備日と撤収日を入れて6日間のうち、2日は雨に降られました。

それでも、2日とも降り出しが午前遅く、翌日には止んで天気が回復したので、濡れ鼠で一日過ごすようなこともなく、雨もまた良し、的な気分でいられました。




ところが最終日はただの雨ではなく、低気圧が近づいてくる予報で、風も強くなる見込みでした。そのため、最終日はいつもよりも1時間早く出発。終日向かい風。思っていたよりも進まなかったのが向かい風で、向かい風の日は、息子も1日漕いでくれたのですがそれでも1人艇の時の70%くらいの巡航速度でした。

風がそれなりに強いため、直線的に目的地に向かうのではなく湾に沿って漕いだりしつつも、13時前には最終目的地に到着。

浜について、早々にテントとタープを張ると、早速雨が降ってきました。

低気圧本体が近づいているようで、ボツボツと大きな雨粒がタープを叩く音に包まれました。

そんな中、息子は読書、大人は雨でも眺めながら余裕でコーヒーを淹れて飲んでいると、今度は風向きが変わったせいで、海から強風が吹いてきました。



テントはびくともしませんでしたが、タープは砂地用のペグに負担がかかりすぎるようで、風に負けて引き抜かれてあえなく倒壊。

飛ばされないように丸めて荷物に押し込み、テントの中に逃げ込みました。

そんなこんなで最後の焚き火も出来ず、テントの中で炊事&夕食。

夜が更けてくると、低気圧が遠のいたのか風も収まり、静かな最後の夜を過ごせました。


翌朝、後ろ髪を引かれつつも撤収し、帰路につきました。

帰りは小豆島から神戸までのフェリー。

息子は大きな動力船に乗るのが初めてで、大いに満喫したようでした。

この後、息子の乗り鉄熱が爆発し、新幹線では帰らず普段は乗れない私鉄の急行を使って帰るなど、身一つで海を楽しんだ後は文明の利器も味わい尽くして1週間を終えました。

…船と電車旅で、それまでのカヤック&キャンプの印象が薄れていないか父は大変危惧しています。。。









息子とサシで一週間いることはなかなかないので、面白い体験ができました。

息子の成長した姿が、とか、今後の人生について、といったいわゆる旅で一皮剥けた系の何かがあったわけではありませんが、なんとなく、子供っぽい行動の中にも時折しっかりしているところが見え隠れして、自分の子供がこれから少年になっていくんだなー、と感じさせる1週間でした。

父親かつ大人の一シーカヤッカー的にはもっと長く遠くまで見知らぬ海をガツンと長旅がしたかったのですが、家庭や会社の都合も考えると、これくらいの期間と距離が限界だったのかな、と思っています。

息子については、一緒にいるとついつい面倒を見過ぎてしまうので、いい感じで放置しつつ、ちょっと構いつつでこの後の中高生6年間過ごして、それなりの青年に成長して、自分がしたいこと見つけてできるようになってくれればと願っています。なかなかうまくはいかんけど。

今回の旅では、いろいろな方にお世話になりました。

キャンプしている父子を暖かく(?)見守るまたは放置しておいてくれた地元の皆さん、春先に下見ツアーと称してこの界隈を漕ぎに来た時に同行してくれたカヤック仲間の皆さん、フィールド選定のヒントを含め、さまざまな情報を提供してくれたグランストリーム大瀬さん、ありがとうございました。


最後に、留守を守ってくれた妻と娘、父母にも感謝します。


今回の旅のルート


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2021年3月27日土曜日

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セーリングカヤック練習会

 2020年〜2021年の冬シーズンで、セーリングカヤックの練習会をはじめました。

フェザークラフトのK2、K1(オプション)、Heron(オプション)、Wisper XP(オプション)には、マストを取り付けるための「穴」がデッキにつけられています。

フェザークラフトの純正のセーリングキットもあるのですが、よくも悪くもなかなか大掛かりな仕組みのため、購入後数年は気合いを入れて使うものの、だんだん使用頻度が下がって、、、みたいなケースが私を含めて散見されていました。

キットを持っている人も持っていない人も、やってみたい、やり続けたい人はいるようなのですがなかなか1人では。。。という感じだったので、練習会をやってみることにしました。

フェザークラフトの純正セーリングキットはあるのですが、これには囚われず、もっと自由な形でやっていけるような物を模索しつつ、フェザークラフトのキットも使用しつつという、要するに危険が少ないところでどんどん乗って、スキルとノウハウを積み上げていこう、という形でやっています。

カヤックでのセーリングは、カヤックツーリングでは厄介者の風をなんとか利用してやろうと、昔からKlepper社のものがあったり、日本でもバタフライカヤックスが作っていたり、ウィンドパドルPacific Action Sailsなど、いろいろな製品があります。

(私は、フェザークラフトのキットと、自作マスト、沖縄カヤックセンター X グランストリームのサバニ型セールを使用しています)

本格的に帆走を目指したものから、気軽に使えるようなものまでいろいろありますが、いずれにしろ、ツーリングカヤックにとって「風」というリスクでしかないものを使おうしているところに大きなリスクがあると考えているので、風で一気に進めるぜ、キャホーイ的なノリではなく、一歩一歩慎重にやっていこうと考えています。(私もちょっとキャホーイ度高めだったので、今まで事故を起こさずにこれて本当によかった。。。)

今年の冬シーズンはコロナに悩まされあまり練習会の回数は重ねられませんでしたが、方向性や手応えを感じられるところまではいけました。

さてさて、次の冬に向けて、あたらしい装備を準備し始めるか。。。








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2020年11月16日月曜日

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セーリングカヤックの動画

 セーリングカヤックのシーズンを迎えるにあたって、気分を盛り上げるために前シーズンのセーリング旅の動画をアップしました。

自分で見ててもまた行きたくなるー

今年はどこに行こうかな?(行けるような状況であることを祈るのみ)


 


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2020年10月12日月曜日

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若狭日帰りツーリング

 暑さも緩んだ秋の日、若狭湾に日帰りツーリングに行きました。

秋晴れ!を期待していたのですが、残念ながらギリギリ曇天。時折霧雨が降る渋い感じの天気になりました。

天気予報をチェックしても、見るタイミングによって、よくなっていくような予報だったり、悪くなっていくような予報だったり。

少しずつ明るくなってきたので、準備を済ませて出艇。




数キロ漕いで、目的の浜へ。

予定ではゆっくり釣りして、焚き火して、焚き火でご飯炊いて、釣った魚を刺身と潮汁にして。。。
と思っていたのですが、どうやら午後は風が強くなるらしい。

釣りチームは岩場に向かうも、焚き火チームはいざとなったらすぐに出られた方が良いので、焚き火は諦め、タープの下でひたすら世間話。

これはこれでのんびりできて良いものです。


3時間ほど粘るも、釣りチームの本日の釣果はボーズ。

たまに食いついても小さなフグばかりで、刺身と潮汁といった感じでもなさそう。

時折雨を伴った雲が目の前を通り過ぎていく中を、撤収準備して浜を出発。

なんとか雨に降られず帰ってこられました。



撤収の最後の最後で夕立に降られましたが、まあ、ギリギリセーフで本日の日程終了。

釣った魚で刺身が食べられなかったので、小浜の寿司屋さん「鮨富」で反省会(と称した豪遊)。

カヌーしてから寿司なんて、今までなかったパターンなのでこれはこれで新鮮、というか満足感があります。(それなりにお金もかかるけど)





イマイチな思い出は全部忘れて、良い思い出だけが残る1日になりました。


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2020年5月17日日曜日

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しまなみセーリングトリップ

時間が経ってしまいましたが、コロナで全国が自粛ムードになる前に行ったツアーについて、記録のために記載します。

今まで書かなかったのは、内容を熟考していたからでも緊急事態宣言に配慮したからでもなく、単純に子供の休校が始まって時間と心のゆとりを無くしていたからに過ぎません。
ようやく子供と自分ががいつも家にいることに慣れてきて、少しでもプラスになりそうなことが何かわかりかけた頃に学校再開というのもなんだか変な感じです。
まあ、もうすぐ育休も終わりなので、子供には学校に行ってもらわねば困りますが。

さて、本題。
今回は、2泊3日で本州からしまなみ海道を南下、伯方島の南側に上陸、「さんわ」で「伯方の塩ラーメン」を食して再び本州に戻ってくる、という重大ミッションを完遂すべくしまなみ海道海域に乗り込んだのであります。

が、初日が強風。強風警報が出てる強風。
今回はセーリングカヤックなので、風がないと困るとはいえ、あり過ぎは無理です。
むしろ風が出ているようなコンディションで海に出る遊びなので、判断誤るとマジヤバイことになります。


旅程が1泊2日になってしまったので、急遽スタート地点を生口島に変更。
時間が有り余っているので、同行1人とキャンパーの中で昼間から酒盛りし、夜も酒盛りして風が収まるのを待ちます。
0次会

本当は1泊目のはずだが前夜祭

翌朝は5mくらいの程よい西風が吹く予報。
朝早めに出発し、生口島の南側を通り、伯方島の北東端を南に抜けてミッション達成する算段で出発。

帆を出して出発

漕がなくても7km/h(3.5kn)くらいですすむ
快適快適
余裕をカマしております。今の所は。

生口島南を通過している頃は程よい風が吹いていたのですが、生口島南東端あたりにたどり着いたあたりから、急激に風が強くなり、昨日並みの強風に。
体感的には8~10mくらいでしょうか。洋上で帆を縮めるも、伯方島の北東辺りの海域は、
潮流と逆向きの風で風波は逆立ち、さらにはちょうど島の切れ目で潮流が渦を巻いているので、白いケバケバがぐるぐる渦を巻いている風波の地獄のような状態で、まあまあカヤックごときで突っ込んで行きたくなるような状態ではなく、地獄の端っこをかすめて伯方島の北東に位置する岩城島の南西側に上陸しました。
この辺りの砂浜にテトラポットの防波堤があるところを見ると、頻繁に西風が強く吹く場所なのでしょう。

帆を縮めても、這う這うの体で緊急上陸
もうミッション完遂は諦め、行けるところに行けるように行こうというプランに変更。
テトラの防波堤の内側を漕いで通って北上し、再びセーリング。
西風が生口島を回り込んで程よい南風になっていたので、生口島周回コースに変更。

途中の昼休憩。箸を艇の奥にしまってしまい、
その辺の木切れで即席箸作成。キャンプ感あるなー。
昼食を食べながらとりあえず程よいところに程よい浜がないか、googlemapで調査。
googlemapがあると、浜のサイズなどがわかるので、地形図を持たなくなりました。。。
海図は必要なので持ちますが。
中潮なので、それなりに奥行きある浜でないと、夜中に水没するので入念に検討しました。
で、程よい浜まで漕いで上陸。

今回は個人テントと食事(宴会)テントで分けました。
この時期タープではまだ寒いので、家族用に使っていたテントのインナーを抜いて、食事用テントとして使用。
これは快適です。これから冬はこうしよう。
ただし、無節操にコンロを中で使用するので、換気をしていても中は結露でベタベタです。

2人行なのにテント3張。贅沢な旅だー。

外から見えないので、整理する気は無い。

私的には、セーリング時の定番はホットサンド。簡単だから。
 2日目は風も弱く、漕いだほうが速いんじゃないかくらいしかスピードが出ないコンディションでしたが、それでも帆で風を受けながら漕ぐとただ漕ぐよりは早く、すんなりスタート地点まで戻ることができました。

風力アシスト付きカヤック。


無事帰ってきました。

セーリングシステムがシンプルになったので、向かい風のようなコンディションになってしまっても対応できる機動力のある仕組みに仕上がってきたことを実感できたツアーでした。
トップスピードと安定感は劣りますが、帆をとったりつけたりが10分とかからずできることや、きっと自体が軽量なのはデメリットを上回るメリットだと思います。

長さ160cmのパドルケースに

3200mmマスト(2分割)、エーク2本、帆、
ロープなど艤装、が収まります。

次は1週間クラスのツーリングでセーリングキットを試したいなぁ。
あと、伯方の塩ラーメンを食べにもまた来なきゃ。


赤:初日、青:2日目。
なお、上陸地点は正確には表示されていません。


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